Hiroshi Kajimoto
梶本 博司
プロダクトデザイナー
1955年 兵庫県宝塚市に生まれ、大阪で育つ
多摩美術大学美術学部立体デザイン科卒業後
家電メーカーでプロダクトデザインに携わる
退社後、梶本デザインオフィスを立ち上げる
2009年現在
多摩美術大学造形表現学部 非常勤講師
法政大学デザイン工学部 非常勤講師
プロダクトデザイナーである梶本博司は、人為的に作られたデザインではなく、自然に出来てしまうデザインを目標に活動しています。
自然が作ってくれる造形や動作は、デザイナーの意識で作り出される造形にも勝ります。
このサイトで紹介する「イカそうめんシステム」も同様に自然の美しさによるもので、このシステムは、梶本がまさにイカをさばいてさあ口に運ぼうとしたときに気づいた造形のシステムです。
しかしながら、イカそのものを素材にしてしまうと腐敗など色々と問題があるため、それに準ずるようなしなやかで柔らかな素材をベースに選んでいます。
イカそうめんシステムでは基本的にスリットを入れた平面を使用し、この基本となる2次元素材を丸めたり、巻き付けたり、何かに添わせたりすることで自然に出来上がる3次元形状を様々に展開し、プロダクトとして消化できるかを考えます。