カイシトモヤ Art Director
1975年・兵庫県生まれ。関西大学社会学部(社会学部社会学科産業心理学専攻)・大阪デザイナー専門学校卒業。広告プロダクションでデザイナーとして4年間勤務後、2004年独立。日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)会員。香港国際ポスタートリエンナーレ 2010 金賞/KAN Tai-Keung賞。APA 2010 金丸重嶺賞。Tokyo ADC 2010 入選。Graphic Design in Japan 2008/2009/2010/2011 入選(2008/2010 JAGDA新人賞ノミネート)。Tokyo TDC 2009/2010/2011 入選。NewYork TDC 2011 入選。日本タイポグラフィ年鑑 2010/2011 入選。ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ 22th(2010)入選。ラハティ国際ポスタービエンナーレ 2011入選。モスクワ国際ビエンナーレ2010(Golden Bee9)入選。

“PLOT; Gallery and Shop for Prototype” Poster




プロトタイプ/ 展示中


プロトタイプデザイン、ギャラリーPLOT、この2つに共通したキーワードは何か考えました。そして「RELATIVE(関係性)」「PRIMITIVE(根源的)」という2つのキーワードを思いつきました。
プロトタイプをデザインする行為は、人間/自然/社会などの根源的なあり方、そしてそれらの関係を見つめて新しく何かを生み出そうという動きです。そして、このギャラリーもそうやって生み出されたプロトタイプを、混じりけの無い根源的な空間で提示し、人と人との関係性を生んでいく空間です。
ビジュアルは「りんご」という誰もが認識できる球体に近い具象の有機物を無機的なイメージで撮影しました。もう一つの写真は無機的な空間を有機的な抽象のグラデーションペイントのように撮影しました。この無機-有機、具象-抽象、という変換は創作という行為の中で頻繁に生じることだと思います。また、下に2つの写真を記号化した図を配置することで、表層をそぎ落とし、最もシンプルな形状をもって本質を見いだす、プロダクトデザインの一つのあり方を、グラフィックデザインで表現してみました。




Size:728mm × 1030mm


AD+D : room-composite


Ph : Daisuke Honda








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